| ピント合わせのコツ |
タイムラグを最小限にしよう
シャッタータイムラグ(レリーズタイムラグ)とは、シャッターレバーを押してからシャッターが切れてCCDに画像が写るまでの時間差のことで、「一気押しタイムラグ」「2段押しタイムラグ」の2種類がある。海中ではシャッターを半押しで一旦止めた方がピントを合わせやすいので、2段押しタイムラグが短いことが望ましい。2段押しタイムラグは前後半2つに分かれる。シャッターレバー半押しから、ファインダー横のグリーンランプ(機種によってはオレンジランプ)が点灯するまでの時間を、ファーストレリーズと呼ぶことにする。この間に、デジカメ内部ではピントを合わせ、露出を測定し、ホワイトバランスを計算し、それぞれが決定するとグリーンランプが点灯し撮影準備OKとなる。グリーンランプ点灯後にシャッターを全押ししてから、実際にシャッターが切れるまでの時間を、セカンドレリーズと呼ぶことにする。内臓フラッシュを使った場合は、プレ発光でストロボの発行量を計算してから、本発光をして撮影が完了する。最近のデジカメは、セカンドレリーズが約0.1秒とものすごく短くなり、タイムラグをほとんど感じなくなった。水中撮影で重要なのは、ファーストレリーズの短さとなる。

タイムラグを短くするには
カメラのオートフォーカスが迷ってピントを合わせるのに時間がかかると、ファーストレリーズが長くなり、結果タイムラグが長くなる。カメラをしっかり固定し、素早くシャッター半押しすることで、オートフォーカスの起動を早くできる。暗い場所では、ライトで被写体を明るく照らしてやると、オートフォーカスが確実に素早く機能し、タイムラグが短くなる。では、ダイビング中ずっとシャッター半押しのままスタンバイしていればファーストレリーズが0になりタイムラグがなくなるのかといえば、そうではない。シャッター半押したままにすると、ピント・露出がロック(フォーカスロック)されてしまう。通常は、その都度半押ししなおして撮影する。クマノミなどを待ち伏せするときや、被写体の目にピントを合わせたまま構図を変えるときなどに、このフォーカスロックを使おう。
一気押し? or 二段押し?
海中ではシャッターレバーを「一気押し」で撮影するよりは、シャッター半押しを使う「二段押し」で撮影した方がピントを合わせやすい。シャッターレバーを一旦半押しで止めてファインダー横(機種によっては液晶モニタにも表示される)のグリーンランプが点灯するのを確認し、その後シャッターレバーを全押しして撮影する。光が豊富ではない海中では、シャッターレバーを一気押しすると、ピント・露出が合っていないのに、シャッターが切れてしまうことがある。シャッターレバーを少しずつゆっくりと押すと、レンズ付近からオートフォーカスのモーターが動き出す音がする。その位置でシャッターレバーを止めておくと、ピントが合った場合はファインダー横のグリーンランプが点灯し、ピントが合わない場合はグリーンランプが点滅する。点滅するときは、もう一度仕切りなおしてシャッター半押しからやり直してみる。マクロ撮影の場合は、カメラの限界を超えて被写体に近づきすぎていている場合があるので、撮影距離も調整してみよう。
ピンボケの原因に、シャッターレバーを半押しで止めることができず、そのまま押し込んでしまうケースがある。揺れる海の中や、動きのある被写体を写す場合は、[シャッター半押し]→[グリーンランプ点灯]→[シャッター全押し]の一連の動作を素早く行う必要がある。シャッター半押しの微妙な動作は慣れが必要。陸上で練習して感覚をつかんでおこう。シャッターレバー部のO-RINGのグリースが切れてくると、動きが固くなる場合がある。専門店に相談してみるのもいいかも。 |
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